◤幻想的な空の下で見えたもの-空を見上げる

いつからだろう
空を見上げるようになったのは
いつからだろう
雲の形、色を気にするようになったのは

何もかも嫌になって
自分が自分じゃないみたいで
全てのことを投げ出したくなった

涙をこらえて空を見上げた時、一瞬息をのんだ

そこには、夕焼けに染まった綺麗な空と
ピンクの雲が幻想的で
自分のいる世界が、非現実の物のように
ちっぽけに思えた

その時
「あぁ、私はなんて無駄な時間を過ごしてきたのだろう」と
独り言をつぶやいていたのを覚えている

それからは、つらい時、悲しい時、苦しい時
空を見上げて、気持ちを変換する

生かすも、殺すも自分次第

ちっぽけな自分を、包み込んでくれる空の下で
今日も私は笑えてる

いつからだろう
空を見上げるようになったのは
いつからだろう
雲の形、色を気にするようになったのは

今日も私は生きている

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