いつからだろう
空を見上げるようになったのは
いつからだろう
雲の形、色を気にするようになったのは
何もかも嫌になって
自分が自分じゃないみたいで
全てのことを投げ出したくなった
涙をこらえて空を見上げた時、一瞬息をのんだ
そこには、夕焼けに染まった綺麗な空と
ピンクの雲が幻想的で
自分のいる世界が、非現実の物のように
ちっぽけに思えた
その時
「あぁ、私はなんて無駄な時間を過ごしてきたのだろう」と
独り言をつぶやいていたのを覚えている
それからは、つらい時、悲しい時、苦しい時
空を見上げて、気持ちを変換する
生かすも、殺すも自分次第
ちっぽけな自分を、包み込んでくれる空の下で
今日も私は笑えてる
いつからだろう
空を見上げるようになったのは
いつからだろう
雲の形、色を気にするようになったのは
今日も私は生きている
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